お知らせ


2017年10月13日金曜日


20171013日 

平成29年度 第2回研究会(秋の巡検)のおしらせ

今年度2回目の研究会では、「上越地区における廃棄物処理の経

緯と現状」としまして、「廃棄物処理」にテーマを絞り市内におけ

るごみ処理、廃棄物処理の現状について巡検を行い、見識を深めて

いこうと考え企画させていただきました。

時間の関係上、見学先を2か所とさせていただきました。私達

の生活に直結する現場を見られる機会です。ご参加お待ちしてお

ります。

【日程】

期日:平成291115日(水)
時刻
場所および運行経路
1250集合
1300
1330
13401440
1450
1510
15201620
1630
1645
上越教育大学(人文棟入口)
大学発
上越環境テクノロジー株式会社 着
上越環境テクノロジー株式会社 見学
上越環境テクノロジー株式会社 発
上越市下水道センター 着
上越市下水道センター 見学
上越市下水道センター 発
上越教育大学着

教員・院生以外の会員の皆様は、件名に「巡検参加」、本文に

お名前・住所・緊急連絡先をご記入の上、j295361h@myjuen.jp

までお申し込みください。

メールでの申し込みの締め切りは10月末までとさせていただ

きます。

ご不明な点がございましたら担当までMailでご連絡ください。

研究係巡検担当:j295361h@myjuen.jp

2017年9月26日火曜日


上越教育大学社会科教育学会 第32回研究大会 

【シンポジウム】

戸井田克己著『青潮文化論の地理教育学的研究』ができるまで

~「社会科的にものを考える」とは
             どういうことなのだろうか?~



第一部<基調講演>   戸井田 克己  (近畿大学教職教育部 教授)

~プロフィール~

 東京都生まれ。都立高校教諭を経て現職。都立高校教諭時代の19894月から19913月の間,上越教育大学に内地留学。地理教育カリキュラムとその指導法をおもな研究対象とする一方,環境民俗学,特に青潮文化論に関する調査研究をすすめている。『高校生の地理A』(帝国書院,平成29年文部科学省検定済),『新詳地理B』(帝国書院,平成28年文部科学省検定済)等,高校地理教科書の執筆に携わる。『青潮文化論の地理教育学的研究』(古今書院,2016年),『日本の内なる国際化日系ニューカマーとわたしたち』(古今書院,2005年)等,著書論文多数。



第二部<パネルディスカッション>

 『青潮文化論の地理教育学的研究』の成立過程をめぐって



戸井田 克己 氏

 根津  裕  
            (上越教育大学大学院学校教育研究科 修士課程 社会系教育実践コース)

 福永 和輝  氏
            (上越教育大学大学院学校教育研究科 修士課程 社会系教育実践コース)

星野 智大  氏
            (上越教育大学大学院学校教育研究科 修士課程 社会系教育実践コース)

森山 和貴  氏
            (上越教育大学大学院学校教育研究科 修士課程 社会系教育実践コース)



シンポジウム企画にあたって



本シンポジウムでは,本学大学院社会系コース(当時)修士課程で学んだ経験をもつ戸井田氏の主著の一つ,『青潮文化論の地理教育学的研究』を具体的な素材として,その成立にいたる調査や研究過程に注目し,著者自身による基調講演をふまえた本学大学院生との討議によって,戸井田氏が「社会科的なものの考え方」を一つの学術書というかたちでどのように結晶化させていったのか,浮かび上がらせることを試みたい。

戸井田氏からは,自著の成立過程について,調査における困難,それを解決しようとすることから得られたもの,あるいは様々な協力関係の大切さ等,具体的な体験談を聴くことができるだろうし,研究を通じて熟成されていく自らの学問的成長のために大切なものはなんであったのか,著者ならではのリアルで豊かな話をうかがうことができるだろう。また,パネルディスカッションに参加する現役の大学院生諸氏たちの,自身が直面している修士論文作成上の―それこそリアルな―苦悩が交錯することにもなるのかもしれない。本シンポジウムは,単に民俗学や地理教育学に対する関心を高めるだけにとどまるものではない。学問研究の面白さや意義深さにあらためて触れ,「社会科的にものを考える」ことについて,あるいは,それを身につける機会としての修士論文の作成について,参加者それぞれが思いをめぐらせる場になるはずである。

  戸井田氏は,1996年に近畿大学着任後,2001年には民俗学の研究機関に所属,異文化共生を目的に,日本の内なる国際化をテーマとして考え続けながら,教育手法としての郷土カルタの利用やフィールド・ワークの指導,地図の見方・考え方などの研究をすすめていた。こうしたなかで『青潮文化論の地理教育学的研究』を刊行する大きな転機となったのは,同書「あとがき」によれば2004年のこと,所属する民俗学研究機関での調査地として長崎県五島列島に決まり,その調査の成果を報告書「青潮の民俗五島列島・福江島の生業と生活」(『民俗文化』第17号,2005年)にまとめる経験だった。それ以後10年近くを費やして,青潮文化を巡る調査を持続的にすすめたのだという。 


  その成果である『青潮文化論の地理教育学的研究』の具体的内容については,参加者各自であらかじめ読んでいただくことをおねがいしたいが,最後に同書の射程や理解をふかめる戸井田氏の二つの関連論考を紹介することにしたい。一つは同書と同年の発表になる「肥薩国境・焼酎街道をゆく」(『渾沌』第13号,2016)。『青潮文化論の地理教育学的研究』第2章に関連して,下甑島の青潮岳や「青潮」という銘柄の焼酎を取り上げ,青潮の対馬暖流の愛称としての可能性についても追究している。青潮文化としての隠岐の牧畑の萌芽から牧畑の衰退・消滅をまとめた第4章に関連しては,「ジオパーク活動を通じた「島おこし」の取り組み-隠岐・西ノ島町の場合-」(『渾沌』第12号,2015年)。ジオパーク活動を通じた「島おこし」としての牧畑保存の取り組みが記され,限界集落の崩壊ともいえる離島の問題から,持続可能な社会と経済を育む手立てが論じられている。「先人の知恵」の再評価や,自然や人間の相互作用のあり方を論じる『青潮文化論の地理教育学的研究』終章にかかわってくる内容である。あわせて読んでおかれることをおすすめする。

  参加各位の積極的な議論を期待したい。



日時:20171021日(土) 15001700
会場:上越教育大学 学校教育実践研究センター 
                   セミナー室1
  
・開会挨拶       茨木 智志
           (上越教育大学大学院学校教育研究科社会系教育実践コース 教授)
・趣旨説明・全体進行  宮下 祐治
           (上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程社会系教育実践コース)     

第一部  基調講演  (50) 
戸井田 克己(近畿大学教職教育部 教授)    

第二部 パネルディスカッション(45)         
司会進行    宮下 祐治
パネリスト   戸井田 克己     
          根津  裕
            (上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程社会系教育実践コース) 
 福永 和輝         
                           (上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程社会系教育実践コース)
              星野 智大
           (上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程社会系教育実践コース)
 森山 和貴                                                                                                                   (上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程社会系教育実践コース)
   
  ・閉会挨拶       志村 喬
                     (上越教育大学大学院学校教育研究科社会系教育実践コース 教授)



2017年8月3日木曜日

第32回 上越教育大学社会科教育学会 総会・研究大会出欠確認のお願い


2017年10月21日(土)に第32回上越教育大学社会科教育学会総会および研究大会が開催されます。これに伴い、2017年10月6日までに出欠確認を以下の確認フォームより知らせ下さい。(なお、郵送、FAX、メールにて出欠確認をすでにお知らせの方は、回答不要です)
 
上越教育大学社会科教育学会  第32回総会・研究大会出欠確認フォームはこちら


ご不明な点があれば、
Mail j285353p@myjuen.jp (広報係)までご連絡ください。

皆様の多くのご参加を心よりお待ち申し上げます。

2017年7月19日水曜日

第32回 上越教育大学社会科教育学会 総会・研究大会の開催について


時下、会員の皆様方におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。第32回上越教育大学社会科教育学会総会・研究大会について以下の通り開催いたします。

【期日】平成29年10月21日(土)

【会場】
○総会・研究大会 上越教育大学学校教育実践研究センター
○懇親会       新潟県教員互助会館 高陽荘

【日程(予定)】 
受付                                        12時00分~12時30分
開会式・総会                               12時30分~13時00分
研究発表                                13時15分~14時45分
シンポジウム(基調講演)    15時00分~17時00分
閉会式                                  17時15分~17時30分
懇親会                                  18時00分~20時00分

◎シンポジウム(基調講演)について
講演者 戸井田 克己 様
テーマ 『青潮文化論の地理教育学的研究』ができるまで

           ◎研究発表について
研究発表では、社会科教育学及び、地理、歴史、公民に関わる人文・社会諸科学に関する研究発表及び教育実践に関する報告を募集しております。研究発表は1発表30分(発表15分、質疑10分、交代等5分)とします。申し込みについては以下の方法にてお願いします。
【メール】・ホームページ上の研究発表申込書に必要事項を記入し、メールに添付してお申し込みいただくか、メールの本文に必要事項を記入しお申込みください。
【郵送】 ・以下の必要事項をはがきに記入し、郵送にてお申し込みください。
=必要事項=
氏名、所属(勤務先)、発表題目(仮題も可)、発表概要(発表の概要を2,3文程度)
連絡先(メールアドレス、及び連絡の取れる電話番号)

<研究発表の申し込み先>
【メール】
j285359m@myjuen.jp(研究係)
【郵送】
〒943-8512 新潟県上越市山屋敷町1
上越教育大学社会系合同研究室内
上越教育大学社会科教育学会研究係宛

研究発表の申し込み締め切りは、平成28年8月1日(火)です。発表を申し込まれた方には、追って詳細を連絡いたします。

ご不明な点があれば、
Mail j285359m@myjuen.jp (研究係)までご連絡ください。

皆様の多くのご参加を心よりお待ち申し上げます。
2017年の日本地理教育学会の年次大会は,2017年8月7日(月)・8日(火)上越教育大学で開催されます!!
以下のように【公開企画】も多く【学会員でない方の参加も大歓迎】ですので,是非おいで下さい
*全て事前申し込み不要・当日直接おいで下さい。参加費は2000円です。
 プログラム詳細は,学会HP

【公開特別講演 】8月7日(月)13:00~14:15
演 者:D.ランバート博士(ロンドン大学教育研究院(IoE))
◇演 題:地理の教室では,誰が何を考えるのか?(通訳:広瀬悠三(奈良教育大学))

公開シンポジウム】 8月7日(月)14:30-17:00
テーマ:地域社会に根ざした地理教育
◇オーガナイザー:寺本 潔(玉川大学)・大西宏治(富山大学)
◇パネリスト:
・大矢幸久(学習院初等科):景観を読み取る力を育てる小学校3・4年地域学習
・小松 敦(上越市立八千浦中学校):新潟県公立中学校におけるテーマ別地域巡検の実践―昭和50 年代後半の報告―
・堀川裕貴子(新潟県立十日町高校):地形図を用いた学習は教室の外へ―地域に根ざした高校地理教育実践―
◇コメンテーター:田部俊充(日本女子大学)・池俊介(早稲田大学)

【公開ワークショップ】8月8日13:00-15:00(人文棟104)
◇テーマ:「地理総合」実践に向けた社会系教員対象公開ワークショップ―地理的見方・考え方を自覚化する地理ケイパビリティ・プロジェクト成果研修材体験―
◇担 当:秋本弘章(獨協大学)・伊藤直之(鳴門教育大)・金 玹辰(北海道教育大)・永田成文(三重大)ほか
歴史や公民など地理以外を専門とする小・中・高の先生方の参加を歓迎します。

2017年6月2日金曜日

平成29年度・春の巡検報告

 平成29年4月19日(水) 「火力発電所」「メガソーラー発電所」を見学しました!
 
 中部電力(株)火力発電所では,発電所内の見学とLNG発電の仕組みを学びました!
 コンパクトサイズの発電所でしたが,長野県の北部の電力を賄う大切な役割をしています。

 INPEXメガソーラー上越は,最大2メガワットの出力のものが2機あり,約1,600の家庭の電力を賄っています。再生可能エネルギーとして注目を浴びていますが,広大な面積を必要とします。
 新潟県では,広い土地を利用した雪国ソーラーの開発が進み,各地に多く見られるようになりました。

 東日本大震災で注目を浴びている再生可能エネルギーが広がりを見せていますが,やはり,出力の問題が残されていると感じました。